バウムテストというものがある。
被験者に一本の木を描いてもらい、木の形状や線の様子から深層心理を読み解く…という心理テストだ。
バウムテストの名前を思い出すまでにずっと「あの…バウム…バウム…バウムロールじゃなくて…えっと…バウム…ロール…」と言っていた。
バウムロールおいしいよね!
大学時代、面白そうという理由で心理学系の授業をとっていた。
その授業の中でバウムテストの読み解き方のようなものを教わった。授業の主軸というわけではなく、美大だったこともあり「一種の表現方法として」という意味合いで教わったのだ。
バウムテストは被験者がその知識を有していると意味のないものとなってしまう。知識として知ってしまえば無意識的な表現を意識的に使うことが出来てしまう。
さて『変な絵』と同じように『消えていくカナの日記』でも自分の状況を暗に伝えようとする絵が出てくる。
自分の死を予見する絵。助けを求める絵。
彼女たちは「絵が上手い」とか「イラストレーター」以前に…
めっちゃ頭回るやん!
カレンダーの日付の位置と自身の書く絵の位置を調整する…とか。軸となる部分との距離感を正確に合わせて一つの絵になるように別々の紙に描く…とか。
デジタルでじゃないと無理だよ!
それかもっと下書きできる環境欲しいよ!
そしたら無理ってことないと思うけど…これを「自分を危機に陥れようとする人間の側で描く」のはやっぱ無理だよ…!
これが火事場のバカ力、走馬灯フルスロットルということかもしれない。

終章で明かされるのは、動画化された・書籍化された理由とも言えるネタばらし。
これ、栗原さんの武勇伝じゃねーか!!!
変な絵
雨穴
2022/10/20
80万部突破! コミカライズ開始! ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」! タイトルは『変な絵』。 あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー! ※前作『変な家』の“キーマン”栗原も登場! ※購入者「全員特典」として、雨穴による第一章「風に立つ女の絵」オモコワ朗読動画(1時間)つき!
